みなさんこんにちは。
新発田市の歯医者【ハート歯科クリニック】です。
歯の色が気になる……。
日本人は黄色味がかった歯の色が多いため、自然な白さを手に入れたいと思う方も多いのではないでしょうか。
歯の汚れはクリーニングで除去できますが、歯の色自体を白くする場合には、ホワイトニングの施術が必要です。
ただし、ホワイトニングができない場合や一時的にできないといった方もいます。
そこで今回は、ホワイトニングができない歯とできない人についてご紹介します。
■ホワイトニングができない歯
◎被せ物・詰め物がある部分
ホワイトニングの薬剤は、天然歯にのみ反応するため、すでに被せ物や詰め物が入っている部分の色を変えることはできません。
被せ物や詰め物が入っている部分以外の歯はホワイトニングで白くし、ホワイトニング後に被せ物や詰め物をやり直しして色を揃えることはできます。
◎神経を抜いた歯
神経を抜いた歯は、大幅に歯を削ることが多く、被せ物をする治療が多いですが、前歯などは詰め物で対応することもあります。
また、神経を抜いた歯は、栄養や水分が行き渡らないため徐々に変色してきます。一般的に神経のない歯はホワイトニングで白くすることが難しいと言われているため、神経がない歯を白くしたい方は、歯科医師に相談してみましょう。
上述したように、神経のない歯はホワイトニングでは歯が白くなりにくいため、神経を除去した部分の内部にお薬を入れる「ウォーキングブリーチ」という方法が適応になる場合があります。
※歯科医院によってはウォーキングブリーチに
対応していないクリニックもあります。
◎先天的な歯の変色
幼少期に服用したお薬の影響で歯がグレー色になる「テトラサイクリン歯」はホワイトニングの効果が出にくい特徴があります。
全く色が変わらないわけではありませんが、回数を重ねる必要あるため、歯の白さを求める場合には、ラミネートベニアやセラミックが適しているケースもあります。
ただし、その場合には歯を削る必要があるため、そのメリットとデメリットを比較した上で治療を選択するようにしましょう。
■ホワイトニングができない人の特徴
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18歳未満の方
ホワイトニングは何歳からという決まりはありませんが、18歳未満の方は歯が完全に成熟していないため、刺激を受けやすくなります。
そのため、ホワイトニングは18歳以上の方をおすすめしています。
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妊娠中・授乳中の方
ホワイトニングは安全性が確認されていますが、妊娠中・授乳中の方に対しては安全性が確認されていません。
妊娠中は体調の変化も大きく、薬の服用も控える時期のため、出産・授乳が終わった後にホワイトニングをおすすめします。
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むし歯や歯周病の方
むし歯や歯周病の部分にホワイトニングの薬剤を使用すると、刺激がある場合があります。
そのため、むし歯や歯周病がある方は、先に治療を行ってからホワイトニングを行いましょう。
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無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症の方は、カタラーゼという酵素がつくられません。
ホワイトニング薬剤に含まれる過酸化水素は、通常は少し飲み込んでも問題がありませんが、無カタラーゼ症の方は、この「過酸化水素」を分解することができないのです。
そのため、原則的にホワイトニングの適応が難しくなります。
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歯の成長が不完全な方
歯の表面のエナメル形成不全や象牙質形成不全の場合、ホワイトニングの薬剤がしみる可能性があります。
歯の成長が不完全なため、歯に刺激が強すぎる場合があります。
■歯の白さが気になる方はご相談ください
ホワイトニングができない状態の方もいますが、むし歯や歯周病の方、妊婦や授乳中の
方は、治療を先に行ったり、その時期が過ぎたりするとホワイトニングを行うことができます。
当院では、ご自宅でマウスピースの中にジェルを入れてホワイトニングをするホームホワイトニングを行っています。
ホワイトニングが難しい場合には、ほかの方法でご提案できるものがないかも含めてご相談させていただきますので、歯の色が気になる方はお気軽にご相談ください。