乳歯と永久歯|見分け方と違い|新発田市の小児歯科・小児矯正|ハート歯科クリニック小児専門サイト

トピックス TOPICS

乳歯と永久歯|見分け方と違い


みなさんこんにちは。

新発田市の歯医者【ハート歯科クリニック】です。


お子さまの永久歯は6歳前後から生え変わり始めて、14歳前後まで乳歯と永久歯が混在している状態が続きます。

これから使い続ける大切な永久歯は、1度しか生え変わりません。

そのため、生え変わりの時期に気になることも出てくるでしょう。


そこで今回は、乳歯と永久歯の見分け方と違いについてご紹介します。


■  乳歯と永久歯の構造と強度


乳歯は永久歯に比べて小さいだけでなく、歯の表面を覆うエナメル質も、その内側にある象牙質も半分程度しかありません。

そのため、むし歯になると永久歯よりも進行が早いという特徴があります。


永久歯は、生え変わった後何十年も使い続けるための強度があり、エナメル質も厚く、象牙質も十分にあります。

ただし、生え変わったばかりの2年程度は永久歯が成熟しておらず、むし歯になりやすいので注意が必要です。


強度を高めるためには、定期的に歯科医院での検診を受けて、歯質を強化する「フッ素塗布」がおすすめです。

定期検診の際には、むし歯が無いかも確認することができ、口内環境を整えることができます。


また、生え変わりに時期は、歯が凸凹していて、磨きにくい時期です。

毎日のセルフケアの仕方や汚れが残っている部分はクリーニングをしますので、ご相談ください。


■  乳歯と永久歯の本数


  • 乳歯

    乳歯の本数は20本です。

    生後半年程度から生え始めて、3歳前後で生え揃います。


  • 永久歯

    永久歯は、親知らずを除き28本です。

    親知らずは一番奥にあるため、生えてこない方や真横に埋まっている方、斜めに少しだけ生えている歯など個人差があります。

    生えてくる方は上下左右4本あるため、親知らずも含むと32本になる場合もあります。


永久歯の本数は、レントゲン撮影をすると確認できます。

乳歯が抜けた後も中々生えてこない場合には、歯科医院に相談しましょう。

斜めに生えていて、隣の歯を押している場合などは早めに対処した方が良いこともあるため、レントゲン撮影で自分の歯の状態を確認しておくと良いでしょう。


■  生え変わりの時期の歯磨き


小学校に入ると、仕上げ磨きを卒業するご家庭も増えてくるのですが、乳歯から永久歯に生え変わる時期は歯磨きが難しい時期です。

磨き残しが多くなると、歯ぐきが腫れたり、大切な永久歯がむし歯になってしまうこともあります。


最低でも、小学校の低学年のうちは仕上げ磨きをするようにしましょう。

お口の中の状況も確認できますので、変化があると気づくことができます。

小学校の中学年のころも生え変わりが続いているため、歯科医院で行う染めだしなどで汚れが残っていないか定期的に確認しましょう。


また、定期検診でお口の中を確認していると、生え変わりの様子やむし歯の有無などもチェックできますので、おすすめです。


■  シーラントでむし歯予防


奥歯の永久歯は、乳歯より奥歯の溝が深く、汚れが残りやすい部分です。

これから使い続けていく大切な歯なので、溝の部分を「シーラント」という歯科用のプラスチックで埋める治療法もあります。


溝に汚れが入り込まないため、むし歯予防の効果が見込めます。

特に生え変わったばかりの歯はむし歯になりやすいので、早めに処置をすることをおすすめします。


■  生え変わりの時期はむし歯になりやすい時期


乳歯が生えてくる時期も、永久歯が生えてくる時期も、生え変わりの時期はむし歯になりやすいタイミングです。

むし歯予防のためには、毎日のセルフケアと歯科医院での定期検診が大切です。

奥歯の溝、歯と歯の間など、汚れが残りやすい部分をしっかりケアしましょう。


また、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで歯並びが気になることもあるでしょう。

お子さまの時期は顎の骨も柔軟なため、歯が動きやすい特徴があります。

歯並びの不具合も早期に対応することで、お子さまの負担や費用の負担も軽減できます。

当院では、お子さまのむし歯予防や矯正治療も対応していますので、お気軽にご相談ください。



ハート歯科クリニック
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら