みなさんこんにちは。
新発田市の歯医者【ハート歯科クリニック】です。
お子さまの歯にむし歯を作りたくないと思う保護者の方は多いのではないでしょうか。
しかし、子どもの歯は歯質や環境でむし歯になりやすいといわれています。
今回は、子どもの歯がむし歯になりやすい理由についてお話させていただきます。
目次
■歯質とむし歯のなりやすさの関係
生えたばかりの子どもの歯は、石灰化が不十分なため、とてもやわらかくなっています。
時間をかけて、徐々に硬くなっていきますが、その間はむし歯になりやすい状態です。
また、生えてくる途中も歯ぐきと歯の間に食べ物が挟まりやすく、高さが揃わないため、汚れが残りやすくなります。
特に乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄いため、短期間で内部までむし歯が進行してしまうことも少なくありません。
歯の表面のエナメル質は硬いですが、その内部の象牙質はエナメル質に比べてやわらかいので、むし歯が進行しやすい特徴があります。
■むし歯になりやすい生活習慣
1 歯磨きが十分ではない
毎日歯磨きをしていても、歯ブラシだけで磨いていると、6割程度しか磨けていないといわれています。
デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用することで、細かい汚れを落とせますが、大人でも歯ブラシだけは十分に汚れを落とすことは難しいといわれています。
お子さまの場合はさらに、歯質や生え変わりなども影響し、むし歯になりやすかったり、歯磨きがしにくかったりすることもあります。
むし歯を予防するためには、歯科医院の定期検診で、正しい歯磨きの仕方を一緒に練習したり、保護者の方が仕上げ磨きをしたりすることが大切です。
2 頻繁に間食をしている
むし歯菌は、糖分をエサに酸を出してカルシウムやリンを溶かします。
この状態を継続すると、穴が開いてむし歯になります。
ただし、唾液には「再石灰化」という歯を修復する働きがありますので、唾液の働きが追い付いている間は、歯を修復してくれます。
しかし、頻繁に糖質がお口の中にある状態だと、唾液の働きが追い付かず、むし歯になってしまいます。
しっかりと歯の修復をするために、おやつは時間を決めてその後歯磨きをしましょう。
3 ご家族の方からむし歯菌に感染しやすい
生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌はいません。
しかし、同じスプーンやコップを共有することで、むし歯菌に感染することがあります。
これは、同じ食器を共有しないことも大切ですが、保護者の方のお口の状態も関係しますので、お子さまのためにもお口の中を清潔にしましょう。
食後に歯磨きをするなどの生活習慣は、保護者の方のライフスタイルに影響を受けることが多いです。
見本となって日常的な口腔ケアを心がけましょう。
小さなころから歯磨きをする、むし歯予防で定期検診に通う習慣をつけておくと、将来健康な歯を維持しやすくなります。
■むし歯を予防するためには?
・ご家庭でできること
お子さまのむし歯予防で大切なことは、正しい歯磨きの仕方を教えてあげることと仕上げ磨きをすることです。
毎日のセルフケアがむし歯予防には欠かせません。
歯磨きの仕方が分からない場合には、定期検診でもお話しますので、ご相談ください。
・定期検診を受診する
むし歯は自覚症状がなく、いつの間にか進行していることも少なくありません。
特にお子さまは痛みの症状が上手く伝えられない場合もあります。
そのため、定期的に検診をして、お口の中を確認しましょう。
汚れの付いている部分は汚れを除去し、その部分の落とし方も確認します。
また、自覚症状がない段階での処置もできますので、「予防」での定期的な受診をおすすめします。
【お子さまのむし歯予防はハート歯科クリニックへ】
お口の健康をいつまでも維持するためには、小さなころからの「むし歯予防」が大切です。
毎日のセルフケアと定期的な検診での予防処置でお口の健康を守りましょう。
ハート歯科クリニックでは、お子さまのむし歯予防や歯並びのお悩みにも対応していますのでお気軽にご相談ください。
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