みなさんこんにちは。
新発田市の歯医者【ハート歯科クリニック】です。
お子さまのお口の中は、乳歯が生えたり、永久歯に生え変わったり変化が多い時期が続きます。
お子さまの歯にはむし歯を作りたくない親御さんは多いと思いますが、仕上げ磨きに関してお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お子さまの仕上げ磨きの時間やコツなど詳しく解説します。
■お子さまの仕上げ磨き、いつからいつまで?
お子さまの仕上げ磨きのスタート時期は、歯が生えてくる時期です。
乳歯の生えてくる時期は、個人差がありますが、6~8ヶ月程度のため、この頃から歯磨きに慣れるために少しずつ仕上げ磨きを開始しましょう。
また、仕上げ磨きは、永久歯の生え代わりがある12歳頃まで行っていただくことをおすすめします。生えてきたばかりの永久歯は未熟なため、むし歯になりやすい環境です。
また、生え代わりの時期は、歯が凸凹しているため、歯ブラシが当たりにくく十分な歯磨きがしにくい時期になります。
むし歯のリスクが上がってしまうので、12歳程度まで仕上げ磨きをしてお口の環境を整えてあげましょう。
■仕上げ磨きのコツ
◎正しい姿勢で行う
お口の中が見やすいよう安全な体勢で行っていただきたいので、膝の上かお子さまの後ろ側にお腹や脇で優しく固定しながら、仕上げ磨きをしましょう。
お子さまが小さいうちは、膝の上が仕上げ磨きしやすいと思います。
◎効果的な磨き方
上の前歯はスジがあるため、この部分に歯ブラシが当たると痛い場合があります。
歯ブラシを持っていない方の人差し指の腹で優しくめくってスジに当たらないように気をつけて磨きましょう。
また、大きなストロークで磨くと磨き残しが出てしまうため、1~2本を目安にして細かく磨きましょう。
◎仕上げ磨きの時間
仕上げ磨きの時間は、お子さまの年齢によって異なります。
お子さまのお口の中は乳歯が生え始めた時期と大人の歯が生え始める時期では、環境が大きく異なります。
一般的に乳歯が生え始める時期は6~8ヶ月頃からですが、この時期はまだ少ししか歯が生えていないため、歯磨きに慣れてもらうため楽しい雰囲気で行いましょう。
(目安としては、1分程度が良いでしょう。)
永久歯が生え始めている時期は、磨きにくい部分も出てきます。
大人の歯磨きの理想は3~5分程度のため、ゆっくり時間をかけて細かく磨くことをおすすめします。
小学校に入ると自分で磨きたい!という気持ちが芽生えるお子さまも多いですが、この時期は生え代わりの時期で歯ぐきが腫れたり、汚れが残りやすかったりするため、仕上げ磨きでチェックをしてあげましょう。
■仕上げ磨きを嫌がる時の対策
歯磨きが苦手な時間にならないように、お口を開けられたらほめてあげる、歌を流しながら磨くなどポジティブな雰囲気の中で仕上げ磨きをするようにしましょう。
また、イヤイヤ期などで、自分でやりたがる時期は、専用の歯ブラシを持たせてあげるなど自分でやりたい気持ちも尊重してあげてくださいね。
眠い時間など、機嫌が悪くなりそうな時間を避けて歯磨きをするのもポイントです。
また、むし歯になりやすい場所を重点的にやるなど、無理がないような方法で行いましょう。
むし歯になりやすい部分は、「奥歯の溝の部分」「上の前歯の部分」「歯と歯の間」「歯ぐきとの境目」です。
この部分は、特に細かく磨くようにしましょう。
また、数を数えながら歯磨きをして、「後少しで終わるね」などと声をかけながら歯磨きをするとこの時間は頑張ろうと歯磨きに協力的になってくれることもあります。
■お子さまのお口のお悩みはご相談ください
定期的に検診をしていると、お子さまのお口の変化に気づくことができます。
お子さまの歯は、大人と比較してむし歯になりやすく、進行が早い特徴があります。
仕上げ磨きのコツや汚れが残りやすい所、歯磨きのポイントなどお伝えすることができますので、ご不明な点があれば当院までお気軽にお問合せください。