みなさんこんにちは。
新発田市の歯医者【ハート歯科クリニック】です。
歯は、歯が生える前の赤ちゃんの頃から形成されています。
歯の歯胚は、生まれる前の妊娠7週目から徐々に形成されています。
お子さまの歯を強くするためには、食事から得る栄養の影響があるため、日ごろの食事が大切です。
食べた物が身体を作るように、食べた物でも歯が形成されていきます。
そこで今回は、お子さまの歯を強くする食べ物について詳しくご紹介します。
目次
■ 妊娠中・お子さまにおすすめの食べ物
お子さまの歯の歯胚はお腹の中にいる頃から少しずつ形成されていくため、バランス良く栄養素を摂取することが大切です。
お子さまの歯を強くするために、妊娠中におすすめの食べ物をご紹介します。
◎カルシウム【歯の石灰化を助ける】
魚・乳製品・大豆製品
歯の表面のエナメル質や歯槽骨を強くします。
◎リン【歯の石灰化を助ける】
米・豚肉・牛肉
歯の表面のエナメル質や、その内側の象牙質を強くします。
※歯の石炭化:歯のエナメル質が溶けてしまった際に修復すること
◎たんぱく質【歯の基礎を作る】
卵・牛乳・豆腐
歯の内部の象牙質を形成します。
象牙質は歯の中で大部分を占める組織です。
◎ビタミンA【歯のエナメル質を作る】
ほうれん草・にんじん・レバー
歯のエナメル質を強化します。
◎ビタミンC【歯の象牙質を作る】
さつまいも・みかん・ほうれん草
歯の象牙質を形成します。
◎ビタミンD【カルシウムの吸収・代謝の助ける】
バター・牛乳
カルシウムの吸収を促して、歯の再石灰化を促進します。
食品はバランス良く摂取することで、栄養素の吸収を効率的に行うことができます。
そのため、偏った食品ではなく、様々な栄養素を取り入れるようにしましょう。
■ おすすめのおやつ
お子さまの歯や顎は成長過程です。
そのため、しっかり噛むことで顎の成長が促されます。
日本人は顎が小さい傾向のため、歯並びが悪くなりやすいと考えられています。
また、欧米の食事が広まって、やわらかい物ばかり食べることも、顎の発達を妨げている原因のひとつです。
そのため、おやつも歯ごたえのあるリンゴや梨などのフルーツや、小さめのおにぎりなども良いでしょう。ふかしたさつまいもなども良いですね。
おやつの時間もしっかり噛んで、顎の成長を促すようにしましょう。
■ むし歯のリスクのあるおやつ
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スポーツドリンク・ジュース
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チョコレート
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キャラメル
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クッキー
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ソフトキャンディ
甘いジュースには多くの砂糖が含まれています。
また、クッキーやチョコレート、キャラメルなどは歯に残りやすく、むし歯のリスクが高くなります。
食べた後は歯磨きや難しい場合はうがいをするなど、口の中に残らないようにケアをしてあげましょう。
■ おやつを摂取するタイミング
お口の中は食べ物を食べた時に糖分を分解するために酸が発生し、酸性に傾きます。その後、唾液の自浄作用の働きで徐々に中性に戻りますが、ダラダラおやつを食べる習慣がついていると、酸性の時間が長くなってしまいます。この酸が歯が溶かす原因になり、むし歯が発症する原因となるのです。
おやつを摂取するタイミングはできるだけ時間を決め、おやつを食べた後は歯磨きをすることをルーティン化しておくと安心です。
小さな頃に身につけた習慣は、大人になっても続けていることが多いため、お口の健康を守るために小さな頃から時間を決める・食べた後は歯磨きをする習慣を身につけていきましょう。
■ 歯を強くする食べ物を取り入れて、強い歯を手に入れましょう
歯を強くする食べ物は、カルシウム・リン・タンパク質・ビタミンA・ビタミンB・ビタミンDでなどで、バランス良く摂取することが大切です。
また、お子さまの成長のために、しっかり噛むことも意識するように伝えてあげましょう。
顎の発達を促して、正しい歯並びにつながるようにします。
バランスの良い食事と歯磨きをする習慣は、お子さまの頃に身につけると、いつまでもお口の健康を維持することにつながります。
大切なお子さまの歯がいつまでも使い続けることができるように、当院でもサポートさせていただきます。